結婚式を挙げたいと思っていても予算がネックとなり、諦めている場合も少なくありません。また結婚式後の新生活にも、ある程度の資金が必要。
そのため結婚式は、なるべく安く行いたいと思っている方もいらっしゃることでしょう。
会場によっては結婚式をお得に挙げられる、比較的安い時期を設けている所もあります。今回はそのねらい目の時期やシーズンについて解説していきます。
日程選びの参考にしてみてくださいね!
結婚式には人気のシーズンと、オフシーズンがある
旅行に人気のシーズン、オフシーズンがあるように、結婚式にも人気シーズンとオフシーズンがあります。
旅行同様、人気シーズンは料金が高く、オフシーズンであれば比較的安い費用で結婚式をする事が可能になることも…?
■オフシーズン
- 1月
- 7月
- 8月
この季節がオフシーズンである理由は、多くの新郎新婦さまが、ゲストの移動や気候的な過ごしにくさから検討時期から外すためです。
最近では晴れの日も多い事から1月の挙式も増えてきましたが、年始はさすがに少なく1月末あたりから施行が入り始めているのが一般的です。
会場側としては、予約が減っては死活問題!
サマープラン、ウィンタープランといった特別な割引プランを用意して、他の季節よりもお得に結婚式を挙げられるようなキャンペーンを行っています。
■人気シーズン
- 3月~5月
- 9月~11月
- 12月上旬
中でも、5月、10月、11月は特に人気です。過ごしやすい気候な事と、大型連休が存在することもありゲストも休みがより安く、新郎新婦はハネムーンと合わせて休みを取れるという理由からも人気です。
また、さらに群を抜いて人気の日取りが、11月22日。語呂合わせで「いい夫婦」の日のため、仏滅であっても人気です。この日は2年以上先の予約が入ることも珍しくありません。
なお12月は寒い季節ではありますが、クリスマスシーズンのため人気があります。
ただ一方で、近頃では【おもてなし婚】といった言葉が出てくるなどゲストに感謝を伝えた結婚式、などゲスト目線で物事を決めていく傾向にあります。
そのため、大型連休に結婚式を入れてしまうと、ゲストからすると「ここは海外旅行行く予定だったのに…」とゲスト側が予定が組みにくくなるといった視点もあるため配慮が必要です。
また、3月末・9月末といった世間一般では期末や「人事異動」が発生するタイミングでもあるので予期せぬ異動で出席が困難になる事もしばしば。
引っ越しなども多くなることから、なるべく避けてあげた方がゲスト思いかもしれません。
シーズンの違いでどのくらい金額が違うの?
私個人の経験からお話すると、オフシーズンの結婚式プランは、通常よりも60~100万程度お安い金額になることが多いです。
もちろん式場により異なりますが、多くの会場でシーズンオフの割引きプランを用意していることは事実でしょう。
なかでも1月と8月は、気候的な過ごしにくさや年中行事の兼ね合いもあり、オフシーズンの中でも予定が埋まりづらい月です。
この時期の結婚式は、お得なプランがある上だけじゃなく、さらなる割引交渉ができる可能性があります。例)シーズンオフの1月や8月に契約するから、持ち込み料なしにしてもらう など
オフシーズンは結婚式以外の所で思わぬ出費が!
安いからといって、安易に日程を決めてしまうのは考えものです。
たとえば12月末~1月は年末年始やお正月、8月にはお盆休みがあります。
連休中に遠方からゲストを招く場合、思った以上にホテル代(宿泊費)や交通費がかかる事も多いので注意が必要です。
また様々な予約が取りにくかったり、混雑が予想される次期であるためゲスト側からすると少し迷惑なタイミングになります。
こういった年中行事がある月に結婚式を行う事を嫌うご両親やご親族さまもいらっしゃるので、新郎新婦だけでなくご両親の意見にも耳を傾けることが大切です。
人気のシーズンでも安く済ませる方法もある
■直前割
航空券の予約をイメージしてみてください。トップシーズンであっても航空券に空きがある場合、出発日の直前に購入することで「直前割」が適応されることがあります。
結婚式もこれと同様。人気シーズンに結婚式を挙げたいときに、なるべく安く済ませる方法は「直近で空いている日程で、契約をする」ことです。
人気シーズンであっても、ギリギリに申し込むことで直前割りの対象となり、お得なプランが利用できることがあります!
「たまたま空いている日程」を狙い、契約することで安く済ませる事が可能、というわけです。
しかし、結婚式準備を急いで進めなくてはならないだけでなく、ゲスト側の都合が合わず参加ができない可能性もあります。
キャンセル料が発生するタイミングがすぐそこ、だったり決める事も多くてバタバタ。何てこともありますのでギリギリで申し込むことでのリスクもあることも理解しましょう。
■平日割
平日に挙式・披露宴を開催される方は少なく、会場側からするととてもありがたい話。
そのため、平日用の安いプランを用意している会場があります。割引率は20%から半額という会場も!
平日にお休みが取れるカップルや、ゲストにも平日休みの方が多い場合、平日結婚式を検討してみてはいかがですか?
■六輝はあまり関係ない事が多い
注意したいのが「仏滅=安い」わけではなくなってきていること。
最近は、六曜六輝を気にしない新郎新婦さまも増え、仏滅でも気にせず契約される傾向にあるよう。
もちろん「仏滅割引」などを行っている式場はありますが、「仏滅だから値引きして」などの値引き交渉は、うまくいかない場合も十分にあります。
いかがでしたでしょうか?
人気シーズン・オフシーズンのそれぞれメリット・デメリットを考慮し、予定立てていくことが大切です。平日やナイトウェディングなど、様々な種類の結婚式も増えていますので、新郎新婦に合った素敵な形で当日をお決ねになるとよいでしょう。