Yahoo!知恵袋をはじめとして、各種お悩み相談系サイトにはこのような書き込みは多数。結婚式をしないことを選んでも、悩みを抱えている人は少なくないようです。結婚総合意識調査2019(リクルートブライダル総研調べ)によると、挙式も披露宴も全く何もしていないという、ナシ婚カップルの割合は19.3%。入籍するカップルの、およそ5組に1組は結婚式をしていないという結果に!この数値は2018年の調査では14.4%だったので、ナシ婚派が増えたことがわかります。
- 「恥ずかしいから結婚式はしたくない」
- 「費用が高すぎるし、憧れもないから結婚式はしない」
- 「少人数の家族挙式(親族婚)だから披露宴は無しでもいいかな…」
など、「ナシ婚」派のカップルが増えています。
ただし、形式ばった結婚式や披露宴を行わない代わりに、親族にお披露目の機会として、食事会をセッティングするカップルも。
食事会ウェディングは、披露宴のように派手な演出をしたり会場を飾ったりせず、お料理を食べながら身内だけの和やかな時間を過ごすことが目的。
結婚式を挙げない選択をしたカップルに、食事会ウェディングの開き方や注意してほしいことを説明します。
■結婚式や披露宴はしない!食事会のみを行う3つのパターン
結婚式や披露宴をせず、食事会だけを開くパターン。
入籍のみのカップルが、両親や親族、本当に親しい友人だけを招いて、お披露目パーティーを行います。
2人だけで海外挙式を行ったあとの帰国後パーティーもこれにあたります。
■フォトウェディング+食事会 (挙式なし)
堅苦しい挙式や披露宴はしたくないけれど、結婚の記念は残したいカップルに支持されているのが、フォトウェディング(=写真だけの結婚式)
フォトウェディングの撮影日と同じ日に、食事会を行うプランも人気なんです。
花嫁衣裳を家族や親族にお披露目できるのがうれしいポイント。
■挙式+食事会
食事会の前に身内だけで挙式を行うのが、食事会ウェディングの中で最も多いパターンです。
2人だけもしくは家族挙式を行い、その後身内のみで食事会を開催するスタイル。挙式に親族やごく親しい友人を招くこともあります。
ここでの食事会は、結婚披露宴のように目立った演出はせず、歓談をメインとしたパーティーが主流のよう。
ドレスは着るべきなの?ご両親の服装は?
食事会の会場にもよりますが、せっかくのお披露目の席です。
新郎はタキシード、新婦はウェディングドレスやカラードレスを選ぶことも多いようですね。もちろん和装の新郎新婦もいます。
その一方で、新郎はスーツ、新婦やワンピースにして、カジュアルなお披露目会とするなど、希望の雰囲気にあわせて衣装をチョイスしましょう。
どこで行うか、によって服装も判断したらどうかと思います。
レストランなどのカジュアルな雰囲気で行うのであれば、ワンピース・スーツなどオシャレに着こなすのもアリですし、ホテルなど格式がある場所を選ぶのであれば、和装(振袖・紋服も◎)も好ましいかもしれません。
ここで気を付けなければならない事があります。それは両親の服装は合わせた方が好ましい事です。
新郎新婦に合わせてゲストも同じ格の服装をするのが一般的ですが、披露宴ではないので、花嫁がドレスを着るとは限りません。
新郎家は礼服(モーニングや留袖など)、新婦家はカジュアルな服装では、お互いに「あっ服装間違えた…」と思ってしまうでしょう。
「アットホームな食事会だし、平服でそろえようね」など一言伝えておいて、両家の格を合わせるような配慮が必要です。
食事会のみの結婚式でも、招待状は用意すべき?
家族挙式や親族婚の場合、招待状は必須ではありません。
ただ結婚の記念にもなりますし、年配の親族の中には形式を重んじる方がいるかもしれないので、余裕があれば招待状を用意することをオススメします。
招待状は一世帯一通が基本ですが、結婚して親と別居している兄弟や従妹には別途準備しましょう。
両親にも、日時や場所を確認できるように一通用意しておくといいですね。
身内のみの食事会は人数も少ないため、返信はがきはつけないことが一般的です。
身内のみの結婚式(食事会のみ)でもご祝儀はもらう?引き出物は?
ご祝儀をいただくかどうかは、事前に両家で話し合っておきましょう。
ご祝儀をいただくのであれば、引き出物も準備するのがマナーです。
身内だけの少人数の食事会を開くのであれば、1人ひとりの好みにあわせた引出物を用意すると、喜ばれるでしょう。
事前に「ご祝儀はもらわない」と伝えておいても、当日持参された場合は、ありがたくいただき、後日結婚内祝いを贈りましょう。
内祝いの金額は、半返し(もらった額の半分)と考えるのが一般的です。
食事会ではちょっとした引菓子を渡し、後日「結婚内祝い」を、ご祝儀の金額に応じて贈り分けする方法でもいいでしょう。
形式ばった結婚式ではなくても、食事会は結婚を祝う大事な集まり。
自分たちらしさを出しつつ、来てくれたゲストにおもてなしの気持ちを忘れずにアットホームな食事会を楽しんでくださいね。